1月25日企画

受講者レポート

◾️2026年1月25日 企画・プロデュースコース⑥
テーマ:映画配給/宣伝/興業/二次利用
講 師:三谷一夫

今回は「映画配給/宣伝/興行/二次利用」をテーマに授業が進められた。その前に、企画プロデュースクラスの受講者が今持っている企画についての話題になった。以前にもどんな企画を持っているのか共有する機会があったが、その後も企画を持ち続け、考えを深め企画を練っていた。

受講者の1人は、「企画は一本だけにせず、アイディア出しのようにいくつも考えておきたい」と語り、それを受けて三谷さんは「プロデューサーと呼ばれる人たちは、10本ぐらい持っている人もいる。それぞれの企画に生かされることもあるので、同時に並行してやるのが良い」とコメントした。また、以前来てくださった深田祐輔さんが関わった作品に興味を持った受講者もいた。深田さんは2月の中旬から短編の映画を撮るらしく、今はその役者やスタッフを募集しており、何人かの受講生が興味を示していた。こういった企画が身近にあることで、受講者にとって大きな刺激になった。

本題に入ると、実際の映画製作で使われた予算表や収支報告書や出資製作契約書などを用いて進められた。予算表から受けた印象は、映画を作るにはこんなにもお金がかかるということ。ほとんどが人件費に当てられており、多くの人の労働によって成り立っていることを実感した。また、監督や脚本家には成功報酬というものがあり、俳優には成功報酬を設けているところはほとんどないと知って、役割によって契約内容や報酬の形が大きく異なることを学んだ。収支報告書からは映画を観てもらうことの難しさを実感した。

製作にかかった費用を回収することも考えなければいけないが、自分たちが熱量を注いで作ったものが少数の人の目にしか映らないのは寂しい。作品を作ることと同じぐらい、それをどのように届けどのように広めていくかを考える配給や宣伝の重要性を感じた。

出資製作契約書からは、専門的で複雑な内容がいくつも書いてあり、今誕生している映画はこのような手続きや取り決めを経て成立しているのだと知り、映画製作というのは非常に面倒くさいなと思った。しかし、同時にその面倒さを超える喜びがあるからこそ、映画は作り続けられているものだとも実感した。